物色日記−2003年6月

  6月30日
▼衣料品の店で「試着いいですか?」と尋ねるとき思わず「試聴…」と言いかけそうになる今日この頃(まだ言ってしまったことはありません)、ユニクロの「てめーが適当にサイズ選んで、気が済むまで着まくって下さい」的な試着のシステムはつくづく理に適っていると感じます。夏用のハーフパンツがどれもこれも色褪せてきたので、そろそろ新調しようと物色に出掛けまして、近鉄パッセ内の店で試着していたら店員が「どうですかー?」とカーテンの向こうから訊いてくるので「いい感じです」と答えておいたものの、どうも微妙な空気で困りました。普通、試着した時はわざわざガバッとカーテンを開けてホレどうだと見せて「あら、キマッてますねえ、全然キマッてますねえ、上にこのシャツなんかもどうですか」とでも言わせるもんですか?衣料品店でのそういうタルい対話にゃ虫酸が走る、さむぼろが出る、顎が外れるんですよyou dumb stupid sick mxxxxx xxxxer!そんなことないですか?

本日の収穫、ジャズ・シンでMILES DAVIS「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」、LES SPANN「GEMINI」。レス・スパンという人は全然知りませんでしたがギターとフルートを兼任するというのと、フレンチホルンが入っているとあって、トランペットよりもサックスよりもトロンボーンが好きな私としては買っとこうと思って買っちゃいました。それより件のポイントカード(昨日の分参照)、2枚買ったのでその場で500円引きにしてもらえました。めでたし。

【只今のBGM:SLAPP HAPPY「CAMERA」】


往年の名盤をダサくリニューアルして再発するありがた迷惑なレーベル・VOICEPRINTの盤。1500円だったけど買いました。揃いが良くなるんで。内容は昨日書いた通り、オペラのサウンドトラックです。ただしカンタベリー/レコメンらしい不気味さ全開で、ダグマー・クラウゼがまたこういう雰囲気にバッチリでして、既にSLAPP HAPPYやART BEARSに免疫がある身には普通に楽しめます。「SELMASONGS」みたいなもんか?

  6月29日
▼裁判の犠牲者の身柄移送(売りレコ裁判の、です)のためバナナ本店へ。その買い取り金も店に還元するためのもの。本日の収穫、本店でMEW「FRENGERS」、BAD COMPANY「BURNIN' SKY」、MELVINS「OZMA / GLUEY PORCH TREATMENTS」(87・89年のアルバムのカップリング!)、栄店でTHE EX「MUDBIRD SHIVERS」(95年)、THE EX + TOM CORA「AND THE WEATHERMEN...」、SLAPP HAPPY「CAMERA」(91年、テレビオペラ用のサウンドトラックアルバム)。ポイントカードがあとハンコ1個で満杯で、利用期限が明日までということは、明日中にあと2回買い物しろという天の声か?

【只今のBGM:MEW「FRENGERS」】


メジャー流通なのにデスキャブくさいぞと密かに話題を集めていたデンマークの新人です。メロディがシケシケしてる分アレンジでテンション上げてるのが万人にとっつきやすいところでしょうかね。これ系の若手有望株というと、当のDEATH CAB FOR CUTIE、PEDRO THE LION、あとはSEAN NA NAくらいで打ち止めになってる気がしないでもないですが、その3組をスラッシュ四天王とするならMEWはTESTAMENTあたりですな。よく出来てます。やんわりした当たりで澄んだハイトーンのヴォーカルがなかなか、ベン・ギバードがダグ・マーシュになったみたいで良い感じ。

  6月28日
収穫はなし。その昔、アクセル・ローズがNHKホールで、9曲演奏したところで突如マイクをステージに叩きつけてそのまんま帰ってしまったっつー話があったのを思い出します。狂えばカリスマ。そんなことより、天気悪いですよね。日も照らんのに暑くてかなわん。

【只今のBGM:KATATONIA「DISCOURAGED ONES」】


ゴシック界のSUNNY DAY REAL ESTATEだと勝手に思っているKATATONIA、近頃ファンです。これは3rdで、リリースはPEACEVILLEではなくイタリアのAVANTGARDE MUSIC!PEACEVILLEへの移籍は一応栄転ってことになるのか?それはさておき、このバンドはとにかくギターがエモい。ずどーんとしたメタリックな歪みのパワーコード/オブリガードと、じょわんと軽く歪んだアルペジオを上手く使い分けて我々を泣かせにかかります。メタル純正培養ではなさそうなポップ感(あくまで鬱なんだけど)があって良い。加えて完全クリーン声のシンガー氏の気張らない中低音が何ともいえぬ憂いをたたえていましてね、これ系の歌い手ではANATHEMAの人に次いでグッとくる良い声してます。近頃のゴシックメタルはどーも豪華絢爛なだけで心に残らぬバンドが多い気がしてるんですが、この人達はちゃんとメロディセンスとイモウションにものを言わせてる質実剛健派です。大推薦。スペル違いでCATATONIAというバンドがいるみたいですが全然関係ありません。

  6月27日
▼人に頼まれて、あるいは勝手に一念発起して、私は時々手持ちのCDを使ってコンピCD-Rを編集致します。その関係で今日はどうしてもACCEPTの「RESTLESS AND WILD」の、出来ればリマスターが欲しかったのに、名駅・栄それぞれのタワーとHMV、更に御器所DISK HEAVENまで当たっても見つからず。そんなんで半日潰れてしまったじゃねーかsuck!本日の収穫、生活創庫のバーゲンコーナーにてL.A.GUNS「L.A.GUNS」("No Mercy"収録1st!)、名駅店にてKATATONIA「DISCOURAGED ONES」、WARHAMMER「DEATHCHRIST」(HELLHAMMERソックリバンド!)、名駅タワーにて結局ACCEPT「BALLS TO THE WALL」(リマスター)。だけどやっぱり編集CD-Rには"Metal Heart"を使うことにしました。ちょーっちょっちょっメットゥルハー、ちょーっちょっちょっメットゥルハー。

【只今のBGM:L.A.GUNS「L.A.GUNS」】


普段は中村一義なんかを歌ったりするサークルの先輩が、自分が追い出される年の追い出しパーティー(飲み食い兼ライヴ)でこのアルバムの1曲目"No Mercy"を迫力のハイトーンで歌い上げてたのがカッコ良くて、ずっと買おう買おうと思ってたアルバムでした。L.A.GUNSは中古でガンガン見るようなバンドなのに、このアルバムだけ意外と出回ってなくて、入手するのにえらく時間がかかってしまった。ほれパーティー!て感じではないハードドライヴィンなスタイルでなかなかヨロシイです。大切にしようヘアメタル。

  6月26日
収穫はなし。有言実行、肉焼いてきました。今月末まで品目限定で半額セール中のあみやき亭にて、苦しくて不幸になるほど満腹になるのにものの1500円しか掛からなかったってのは良い話。この不幸感が何とも言えんのですわ。あ〜苦しい。

【只今のBGM:DUKE ELLINGTON「MONEY JUNGLE」】


言わずと知れた豪華メンツによる62年録音盤。エリントン先生ということでノンキ・ブルージー・ノリノリ・アメリカなのを期待してたのにあんまりそういう曲ないな〜と思ってたら後の方に入ってました。いや、これですよ。それにしても敢えてソロ回しを設ける必要がないくらい3人同時に常に頑張ってて、どうにも変わったセッションです。名盤といわれる所以でしょうかね。

  6月25日
収穫はなし。D-12(この単語、時々何の説明もなしに登場してますが、KORG社のデジタルMTRです。念の為)を買ったのが00年暮れで、そこから現在まで2年半、思えば夏も冬も修行の日々でありました。ドラムの練習もすりゃ筋トレもした。その甲斐あって、2・3日前に録ったCEO用の音源がそれほど苦戦せずに良い具合に仕上がりそうなので少し心が晴れやかです、という話でした。長期予報によると今年の夏は序盤がそこそこで残暑が厳しく、今のうちから夏バテ対策をしておくのも良いとのこと。だから肉焼きに行きませんか?ついでに中日ビル屋上ビアガーデン「夏の離宮」本日からオープンとのこと!

【只今のBGM:THINKING PLAGUE「IN THIS LIFE」】


へなへなした手書きの横ラベルに「ReR」の文字、これは買わねばと買って帰った一枚。89年リリースでしかもアメリカのバンドということですが、内容はもう王道の女性歌ものレコメン。複雑怪奇、魑魅魍魎、大変グレイトです。年代の割に変なリヴァーブとか使ってないのが何より有り難い。ART BEARSっぽくもありつつもう少し豪勢でとっつきやすく、ヴォーカルの素っ頓狂なラインがBJORKの1stの頃にあった変な曲("Human Behaviour"や"Aeroplane"あたり)を彷彿とさせたりもします。てことで微妙にKUKLっぽくもある。もはやRock In Oppositionのアティテュードがどうのとか関係なくレコメン・スタイルを優秀に踏襲してるだけって気もするけど、そんなものが鼻につかんくらい楽しく聴ける好盤です。

  6月24日
▼サウンドベイ両店に行くのは年度末バーゲン以来だったみたいです。御無沙汰やったのう。ということで本日の収穫、上前津でBARNEY KESSEL「LET'S COOK!」「FEELING FREE」、CHARLES MINGUS「PITHECANTHROPUS ERECTUS」、KEITH JARRET「BELONGING」、LEE PERY AND THE UPSETTERS「RETURN OF WAX」(75年)、OHM「OHM」、金山でLES SAVY FAV「3/5」、THINKING PLAGUE「IN THIS LIFE」(アメリカの変態レコメン89年作)、DUKE ELLINGTON「MONEY JUNGLE」(2002年版リマスター!)。この半分くらいで済ます予定だったのに!仕方がないからまた裁判しました。カワイイ仔牛〜、売られてゆーくーよ〜。

【只今のBGM:OHM「OHM」】


ANEKDOTENの1stを思わせるトーンのジャケ写真に、いかにもプログレくさい曲がったフォントで「CHRIS POLAND」とあるではないですか。皆様、クリス・ポーランドを覚えていますか?MEGADETHの初期2枚の頃のリードギタリストとして不思議な無国籍風高速ソロをブチかましまくり、その後ソロ活動や瞬間プロジェクトを経てかのDAMN THE MACHINEを結成、シーンに再び殴り込みをかけるも、唯一リリースしたアルバムは今や中古CD屋のバーゲンコーナーで最もよく見かける一枚になってしまったという始末で、それからは特に目立った動きも見せず、巧い人だったのに何やってんのかな〜、と時々思い出すような人でした。知らん間に何とも立派な新バンドを作ってくれましたよ。内容はかなりホールズワース臭を漂わせるインストテクニカルフュージョンで、変拍子もあり、トレードマークの変なスケールもばんばん駆使。トリオ編成ということもあってアレックス・スコルニック(ex.TESTAMENT)のATTENTION DEFICITを思わせるところもありますが、ああいう実験的で気難しい感じはなく、熱心なファンならずともスンナリ楽しめるような出来になってます。オススメ。

  6月23日
収穫はなし。今日も引き続き一人録音に励みました。家以外の場所で長時間ひとつの作業をやって過ごすと、嘘みたいにあっという間に一日暮れてしまった感じがして、怖いですねー、恐ろしいですね〜。この感覚に耐えて日々仕事をこなす社会人は全員偉い。姉でさえ社会人であるという点においてのみ尊敬できます。知らんうちに足腰立たん歳になってたなんつうことのないよう、ボサッとせずに生きたいもんです。

▼相変わらず通り道にしている円頓寺商店街(今更ながら説明しますと、名駅と丸の内の間あたりにある大須よりも断然地域密着型の超下町アーケード商店街です)で今日は、珍しいことにアコギで弾き語っている高校生を見ました。座って聴いていた客は一人、多分彼女。アラスカでかき氷を売るかのような果敢さに胸を打たれることもなく、素通りしてきてしまいました。ゴメンね。しかし路上で弾き語る彼らは何故にあんなに画一的なのか?躁系、聴かせ系、ていう程度の違いは無きに等しい。NOMEANSNOみたいに通行人を必死にアジテイトする奴とか、NEU!みたいにワンコード・ワンフレーズで10分やり倒す奴とかいてもいいのになあ。差別化とニッチ戦略ですよお兄さん。

【只今のBGM:THE FORTY ONE RIVERS「THE FORTY ONE RIVERS」】


よく知らないレーベルのよく知らないバンドですがブライアン・デックが録音してます。こりゃなかなか良い!ヴォーカルがR.E.M.とSHUDDER TO THINKの間をいくような声質で、ギターはどこかグランジの時代の匂いが。ああ不親切、地味。RESINにいそうなダメ感がたまらん。

  6月22日
▼大学のスタジオに6時間こもって一人録音。水分が必要だろうとコンビニへ寄り、普段ウチに置いてあるのと同じ天然水が500mlで120円、2リットルで218円。ここは218円の方を買うのがスジでしょう。当然、空にはなりませんでしたが、それでも半分にはなりました。録音もよく頑張った。明日も頑張ります。本日の収穫、バナナ本店にてHELLA「HOLD YOUR HORSE IS」、TROCAR「CITY WATER」、THE FORTY ONE RIVERS「THE FORTY ONE RIVERS」。

【只今のBGM:HELLA「HOLD YOUR HORSE IS」】


新品で買おうかとまで思ってたバンドです。待っててよかった。LIGHTNING BOLT式DON CABALLERO、またはその逆という感じの、バカ系超手数ポストコア/マスロックデュオ。このドラムは虫みたいだなー。デビューミニアルバムでのクリス・インペリテリの激弾きに匹敵するアホさです。壮絶!ギターも意味不明なだけじゃなくてフレーズがかっこよい。これ系のバンドで頭一つ抜きん出てる人達は、少々変拍子がベタでも、グッとくるフレーズがちゃんと途切れず続くからこそ聴く気になるっちゅうもんですな。

  6月21日
▼こんなのただの夏じゃないですか。梅雨の中休みとかいって、休まらねーですよ暑くて。こうも天気がよいと、生活創庫店のバーゲンコーナーのその後が気になりますね〜。てことで名駅2店まわって本日の収穫、結局名駅店だけでSTEELY DAN「AJA」、WECHSEL GARLAND「LIBERATION VON HISTORY」(KARAOKE KALKからの2002年作)。名駅店の試聴機のまん前にSWEEP THE LEG JOHNNYのポスターが貼ってあったのがカッコ良かった!あそこのレジ周りポスター攻勢はいつ見ても羨ましい。JOAN OF ARCの透明人間ジャケのやつとか部屋にドカンとあったら良いもんなー。

【只今のBGM:STEELY DAN「AJA」】


こっそりSHUDDER TO THINK〜DISMEMBERMENT PLANあたりのルーツかも?とも言われる、一般的にはもっと違う認知をされてる人達の77年の超有名盤。AMAZONで根こそぎ試聴したときはもっと気持ち悪いコード進行がありまくった気がしたのに、いざCD買って通して聴いてみるとそれほどでもなく、そんなはずはないってことで今慎重に2周目です。注意して聴くとやっぱり変というか、サラッと聴くと気付かずスンナリ流してしまうくらい、上手いことアレンジされてるんですな。微妙かも、どうかな!と思ってるうちに全部集めてしまうクチっぽいです。中古であんまりガンガン見かけないから、リアルタイムで聴いたおじ様方、早くリマスターに買い替えて古い方放出して下さい外盤で。

  6月20日
収穫はなし。既にミックスがだいたい終わった音源の再調整なんぞしつつ、ベース練習しまくり。えせプレイヤーを脱してルー先生に近づこうということで何だかやたら頑張ってます。左手の指先が心なしか厚くなった気が。いや、つまらん!こんな話はつまらん。今年のキンチョールのCMは評判がいいけど、思えば草薙君は降板なのだな。網戸のやつとか割と良かったのに(というよりも、あんなに体張って頑張ってたのに…)。金鳥といえば沢口靖子、タンスにゴン。他社のCMに何食わぬ笑顔で出てると逆に胡散臭い気さえしませんか。いやダメだ、私の話はつまらん。

【只今のBGM:REX「REX」】


CODEIN〜JUNE OF 44〜HIMのダグ・シャーリン率いるUSルーティースローコアバンドの1st。この頃はまだ枯れきってなくて、曲によってポストロックっぽかったりポストコアっぽかったりしてます。バッキングヴォーカルにウィル・オールダムの声がチラッと聞こえたような聞こえないような。リリースはやっぱりSOUTHERNから。SOUTHERN最高だなあ。全部コンプリートしたつもりだったのにAMG見たら96年に「WALTZ」なるEPが出てるとのこと。何!

  6月19日
▼台風の影響で夜必ず雨が降るからと、1ヶ月以上振りに地下鉄で大学に行ったのに、0時を回った今、全然すこぶる好天候じゃないか。風もいい具合にボーボーと吹いてるしこれなら自転車で行けばきっと快適だった。天気予報のバカ、天気のバカ。しかも今日は途中下車までしたんです。本日の収穫、本店で+/-「HOLDING PATTERNS」、REX「REX」(1st、これにてコンプリート!)、SPARKLEHORSE「CHORDS I'VE KNOWN」、OSCAR PETERSON「A JAZZ PORTRAIT OF FRANK SINATRA」、四ツ谷店でJOHN COLTRANE「MY FAVORITE THINGS」(限定紙ジャケリマスター)、JIMMY SMITH「ROOT DOWN」(デジパックリマスター)、またまたOSCAR PETERSON「THE JAZZ SOUL OF OSCAR PETERSON / AFFINITY」。

【只今のBGM:OSCAR PETERSON「A JAZZ PORTRAIT OF FRANK SINATRA」】


今日はおすピーさんを2枚も買ってしまった。「これは買い、これはいらない」という線引きが難しくてちょっと気に入ってる人は見たらとにかく買ってしまいます。このアルバムはタイトルからしてフランク・シナトラがやった曲ばっかりを演奏するっちゅうコンセプトのようです。長いアドリブをブチ込んだりはせず元のまんまの曲構成でやってる(っぽい)ので、それぞれが短くてえらくキャッチー。しかもインストなのに歌もの感がありまくって素晴らしいなー。かなり好きな雰囲気です。

  6月18日
収穫はなし。姉の彼氏が、キャレシが、仕事帰りに姉の誕生日ということでケーキ片手に(両手で持ってきたかも知れませんけど)ウチへやって来ました。姉と彼氏を居間に置き去りにして、もらったケーキを台所で食べてたんですが、その間彼氏はひたすら姉とテレビ見て大笑い。「一緒にテレビ見てれば何とかなる」っての、実はスゴイことだと思うんだよなぁ〜。皆様はちゃんと何とかなってますか?てことで、そろそろ嫁に行けよ姉よ。

【只今のBGM:MINOTAUR SHOCK「CHIFF-CHAFFS & WILLOW WARBLERS」】


買った日に聴いたときは何てことねーなって感じだったんだけど、変な思い込みなしに後日聴いてみると意外と良くてそのまま気に入ってしまう、というCDが時々ありまして、これもそれっぽい。とりあえず「和みオーガニックエレクトロニカ傑作!」みたいに言われると全部MANITOBAの1stみたいなの期待してしまうのが悪い。このカド立ち気味のグリッチーなリズムトラックは、FOUR TETもこんな感じだったけど、UKスタイルってことなんでしょうか。

  6月17日
▼バイト先候補と思われた所の下見(2件見てきましたが結局ナシな感じでした。麦々も完成したしえー加減暇だ)ついでに栄近辺のかなり御無沙汰な店を廻ってきました。本日の収穫、バナナ栄店でBAD COMPANY「STRAIGHT SHOOTER」、THE AMERICAN ANALOGUE SET「FROM OUR LIVING ROOM TO YOURS」、CHICO HAMILTON WITH ERIC DOLPHY「THE ORIGINAL ELLINGTON SUITE」、ジャズ・シンでJOHN COLTRANE「MEDITATIONS」(リマスターデジパック)、その上のROCK RECORDS JAZZでBILLIE HOLIDAY「SOLITUDE」(リマスター)、BARNEY KESSEL「PLAYS STANDARDS」、FILE-UNDERでTHE UP ON IN「STEPS FOR THE LIGHT」(ex.JAWBOX、ex.BURNING AIRLINESのメンバー在籍!)、PATRIC PHELAN「SONGS OF PATRIC PHELAN」(JAGJAGUWARフォーキーSSW1st!)。結局これが目的だったんかいと言われそうですがさにあらず、自室で楽器持っても曲が出来ない人間なので、自転車で外出したかっただけです。しかし今日はずっと危うい曇天でイヤ〜な感じだったな。夏至も近いんだからパーッと晴れて昼間の長さを誇示せんかい、日本上空の気象よ。

【只今のBGM:BARNEY KESSEL「PLAYS STANDARDS」】


未だジャズ素人の私が、演奏だけ聴いて誰だか判る(つもり、です)数少ないジャズメンの一人。シェリー・マンや馬さんも参加している54〜55年録音盤です。あんまり暴れ系の曲がない上ピアノとサックスもいるからPOLL WINNERSに比べると物足りない!もっとガンガン弾け!イヤ、でも、しっとりした曲でも実にカッコ良くキメてくれてるんですけどね。こういうおっさんになりたい。

  6月16日
収穫はなし。遅く起きて低生産な一日。ゴンがいないのが相変わらず時々寂しい。自転車生活のせいで脚の筋肉がやけについてきたのが気になる。その割にバスドラは上手く踏めるようにならないんだな。世捨て人の細切れ散文調に書くと全然大したことない話が変に重々しい感じになって便利ですね。最近少し自室のエントロピーが増大してきた。台風がまた近づいているらしい。昼はそうめん、夜は天麩羅を食った。

【只今のBGM:RAVEN「ROCK UNTIL YOU DROP」】


スラッシュメタルの理解には欠かせないバンドということになってますが、私はどうもダメです。テクニック的にはそこそこなんだけど、ドライヴ感がない。主にドラム!同じ曲をFASTWAYが演奏すれば100倍カッコイイのに。とはいえ、まだここから先の音楽がなかった頃の人の気持ちを想像して聴くと、やっぱりそれなりに衝撃的だったんだろうなあという感じはする気がします。初期スラッシュのマイナーどころなんて皆ヘタクソでドライヴ感も何もあったもんじゃないような連中ばっかりだから、そういう意味でスラッシュメタルの礎と呼ぶのは正しいのかも?

  6月15日
▼今日はTONE CURVEなるイベントで栄・クラブドーターへ。主催バンドPARKLOAMのドラマーとして今日ばかりはレジの代わりにタイコを打つバナナ本店店長中井さんの勇姿を拝んで参りました。出番前後には栄店店長、パルコ店店長ほか、バナナ各店のバイトの人が7〜8人は来ていて、いつも別々に見かける人達が一堂に会してるのが何だか妙だったなあ。他に出たバンドでは、サンディエゴ出身の長身米国人ギタリストがいるインストバンドURTHONAも良かったけど、FILE-UNDERでCDが売れまくって前評判も上々だった京都のTORICOがやはり圧巻!JUNE OF 44が頑張り過ぎてどうにかなってしまったような、クールにブチ切れる管入りポストコアでして、ありゃもうDISCHORD級でしたよ。

 全バンド終わってみると時刻は午前1時、会場に来たのは19時でしたから実に6時間も居続けたようです。さすがに疲れて腹も減って、帰りに松屋で珍メニュー「カレギュウ」を食ってみたけど冴えんかった。あっ本日の収穫、物販でPARKLOAMのセルフタイトルCD-R。

【只今のBGM:HELLNATION「A SOUND LIKE SHIT」】


ドラマーがヴォーカルという信じられないファストコアバンドの編集盤。もうすぐ寝るし、すぐ終わるCDはないものかというときにこの手のバンドは便利。やたら沢山聴いた気になるのがまた良い。つーか普通にカッコイイですな。

  6月14日
収穫はなし。未だミキシング用のマテリアルは尽きず、そんな生活。録音も少々。ダニエル・ジョンストンってこんな暮らしをしてるんだろうか?だったらマズイなー!CEOの新作をちょっと頑張って作ろうという流れになってきてます。

【只今のBGM:FOO FIGHTERS「ONE BY ONE」】


珍しく現役大物の新譜(つっても出たの去年ですが)!デイヴ・グロールは信用できる人ですから。パンキッシュにハッスルした2ndが当時とても気に入って、意表を突いて枯れ化した3rdもまた味わい深い名盤だったわけですが、今回は3rd路線を更に推し進めるかと思いきや何だかまた元気になってしまったのですね。プロダクションも時代錯誤なまでにメジャーっぽいし、これはこれで意外だ。さすがトップアーティストのやることは違うね。(?)全体的に凄く「ANGEL RAT」期のVOIVODを彷彿とさせるんだけど実は好きだったりするんだろうか??例え他人の空似だとしても似過ぎてるなあ。VOIVOD、ますますリスペクト!

  6月13日
▼ここ数ヶ月ずっとミキシングを続けていた麦々の新作がやっとこさ完成!ああげっそり。疲れました…。ここまで長引いてしまったのも全て、メジャー感がまるでない私のダメなドラム(ドラマーの川瀬きゅんは劇団の都合であまり練習に参加出来なかったため、私が全曲でドラムも叩きました)といい加減なギターの音作りが原因だったわけですが、それを何とかカバーしようとする過程で色々とEQやコンプに関する勘をつかめたり、バウンスの暇にベース指弾きの練習ができたりしたのでまあ良しとします。3フィンガー、最近はなかなかいい感じです。

収穫はなし。既に梅雨入りしてたのを知らなかった。自転車生活者には煩わしい季節であることよ。

【只今のBGM:QUARTERMASS「QUARTERMASS」】


RAINBOWがカヴァーした"Black Sheep Of The Family"のオリジナルをやっていることでも有名な英国キーボードトリオの70年作。変に凝ったことをやろうとはしていますが、プログレの域まではいかず割と無骨な感じです。クラシックやジャズの素養もありそうだし、何かTHE NICEみたいだな。ヒプノシス作のこの謎なジャケは是非ともアナログサイズで見てみたいところ。

  6月12日
▼一連の放出CD換金活動最終回として、本日はバナナ本店へ行って参りました。畏れ多いまでの良心査定に感謝!皆様もUSインディ系を売りたくなったら(それ以外も勿論)是非バナナ本店へどうぞ!んで本日の収穫、本店にてSCHNEIDER TM「ZOOMER」(CITY SLANG、ポップな和み系歌ものフォークトロニカ)、大学のサークルのシュウヘイくんからPARLIAMENT「CHOCOLATE CITY」。

▼本山のオムライス屋「FOR YOU」にある賛否両論の「名古屋オムライス」、最近は行くとこれしか食わん。

【只今のBGM:PARLIAMENT「CHOCOLATE CITY」】


ちょっと前、昔古本で買ったMETALLION(BURRN!の増刊です)のVOL.3をかなり久し振りに読んだら、EXODUSのメンバーがこの人達を好きだと言っていてビックリしました。それはさておき、こりゃ良いですわ。こういう音はFIVE STYLEあたりにばっちり調教されてたので、ビシバシ反応してしまいます。ジャケの左上に「WASHINGTON DC」のマークがプリントされてますが、これはワシントンDCが実は黒人の多い都市で、すなわちアルバムタイトルの通りチョコレート色の街っつうことらしいです。30年前のDCサウンドはこれだった、てわけではないらしい。

  6月11日
▼未だ名前のないバンドのベース録りと麦々のギター録りのため大学へ。毎度のことながらD-12(レコーダー)は重いッス。全部の作業が終わってもまだ時間があったので、ついついHECATOMBの新音源を8曲分、しかもそのうち6曲はその場で作り、2時間弱のうちにササッと全パート録音!名盤の予感。思いがけずデス声の新たな裏技を習得して次なるステップに行けてしまって嬉しいなあ。

収穫はなし。いつも通り道にしている円頓寺商店街にある、「60円〜90円」と書かれた自販機(値段にバラつきがあるのは何故だろう?しかも60円のものはなかった)で一本、今時珍しい大粒入りぶどうジュースを買ってみたら、室温程度のぬるさでガッカリ、納得。

【只今のBGM:LOU GRAMM「READY OR NOT」】


FOREIGNERのシンガーのソロ87年作。ヴィヴィアン・キャンベルはここではまだ関わっていません。89年の名作「LONG HARD LOOK」みたいにキュンとくるストレートなメロ・ハー調の曲が少なくて残念。それにしてもこの時代のエンジニアは何を思ってこれほどまでにリヴァーブをかけたがったのか。ドラムはスタジアム、ギターやシンセ類はどこか遠く、ベースは割と近く、ヴォーカルは富士山が見事な無人の大浴場にいるような変な音場感。しかも70年代より低音が減ってる気がするんだな〜。ああ、メロウに歌う中低域がエリック・マーティンをちゃんと大人にしたみたいで最高だ。

  6月10日
▼いやいやいや、FOLK IMPLOSIONのライヴでしたよ得三で。神から2メートルくらいのところに座ってじっくり堪能してきました。サインもばっちりゲットです。詳細はまたライヴリポートにて。前座のDEERHOOFがこれまた爆笑モンの壮絶なバンドでとても良かった。物販でALASKA(ラッセル&イマードがやっている別バンド)のCDでも買えると思って覚悟して行ったのに、フォークのTシャツすら置いてなくて、特に何も買わず安上がりに済ませて参りました。収穫はなし

【只今のBGM:DEERHOOF「APPLE O'」】


まさかあんな変な連中だとは思ってなくて非常にビックリしたので、久々に聴き返してみてます。音のみになるとどうしても一見普通な感じになってしまうのが惜しい。動きを思い出しながら聴くと楽しみが広がります。変なドラマーだったなあ本当に。フォハッ。

  6月8−9日
収穫はなし。お疲れ様でした名大祭。4日間朝から晩までフル出席するつもりなんてなかったのに、こんなに全参加型でいくならもっとバンド組んでおけば良かったな。明日からは普通の宅録ッカーに戻ります。このネタ一年前も使ったな。

【只今のBGM:THE FLYING LIZARDS「THE SECRET DUB LIFE OF THE FLYING LIZARDS」】


THIS HEAT絡みの人の96年作。あやしい音響ダブをやってます。音源自体の収録は78年とのこと。

▼↑ここまで書いて、PCの前で座ったまま2時間くらい寝てしまいました。はたと目が覚めたときの憂鬱さったらないですね。外が明るくなりかけだったりすると尚更。布団で寝直して、昼からは名駅69のバーゲンに行きました。しかしそれでは生きていけないので、放出CD換金活動第2弾として、自転車でそのまま藤ヶ丘P-CANへ。東山線のほぼ端から端!東山公園を過ぎるとなだらかで長い坂が多く、売りCD30枚背負って走るのは相当難儀でありました。近頃はCD買い取りもデフレなのか、藤ヶ丘らしからぬ普通の査定でややガッカリめ。
 不人気100円と言われた分の数枚を持って今度はバナナ四ツ谷店へ。しかし店に入ったときに店長が不在で売るタイミングを逃してしまって、普通に買い物。生活創庫店が微妙にメタル優遇気味だったのを思い出し、ヨシ生活創庫店で売るかと更にハシゴしたらこれがまた、今まで愛曲楽器があったところがバーゲンコーナーに変身していて、その品揃えが信じられない秀逸さ!!ということで上記の全店分まとめて本日の収穫、バーゲン中の69でHUSKER DU「EIGHT MILES HIGH / MAKES NO SENSES AT ALL」(アルバム未収のシングル2枚カップリング)、BIOHAZARD「BIOHAZARD」(1st)、HELLNATION「A SOUND LIKE SHIT」(SOUND POLLUTION発・激ファストコア!)、ビリー・バンバン「ビリー・バンバン」、寺尾聰「REFLECTIONS」("ルビーの指環"収録!)をいずれも格安で、藤ヶ丘でNEW WET KOJAK「DO THINGS」(ジェフ・ターナー在籍、WGNS録音!)、WAYNE SHORTER「JUJU」(RVGリマスター)、四ツ谷店でBRUJERIA「MATANDO GUEROS」(1st)、WES MONTGOMERY「INCREDIBLE JAZZ GUITAR」とMILT JACKSON/WES MONTGOMERY「BAGS MEETS WES!」をともにスリップケース入りリマスターで、生活創庫店のバーゲンコーナーではBLACKFOOT「TOMCATTIN'」(80年)、ARTILLERY「FEAR OF TOMORROW」(デンマーク産スラッシュメタル1st限定3000枚再発!)、TANNER「ILL-GOTTEN GAINS」(サンディエゴ名バンド95年作!)、MASTER'S HAMMER「SLAGRY」(チェコの元祖前衛シンフォブラック95年作!)、QUARTERMASS「QUARTERMASS」(96年リイシュー版)、LOU GRAMM「READY OR NOT」(FOREIGNERのシンガーのソロ、87年作)を全て300円で!!!こんなに壮絶なバーゲン段ボールは初めてです。ずらずら並ぶ背ラベルの列に接近して物色していた時の目つきは相当尋常ならざるものだったかも知れん。

【只今のBGM:NEW WET KOJAK「DO THINGS」】


680円で拾ってしまいました。これはもー渋い、SMART WENT CRAZYやSLINTが最近のLOS LOBOSになったようなポスト・ポストコアです。GIRLS AGAINST BOYSの人がいるようですが、それよりもDC界隈の名エンジニア、ジェフ・ターナーがメンバーにクレジットされてるのがポイント高め。いやー良い買い物だ。

  6月7日
収穫はなし。学祭ライヴ3日目。土曜は一般のお客さんが多くてとにかく暑い。暑くてアイスとか食ってしまったなー。毎年恒例だった学内の図書館下を陣取っての打ち上げが今年から無理になって、決行すれど追い出され、仕方なく吹上公園まで移動して花なき花見状態で続行、帰宅がオールモスト2時。こりゃ学生のやることじゃないか。

【只今のBGM:STEVIE WONDER「TALKING BOOK」】


初スティーヴィー・ワンダーです。リマスター・デジパックだと新規開拓するにも弾みがつくので良いですね。特にソウルだ何だと身構える必要のないとっつきやすい内容で安心してます。時代柄やっぱり演奏にフュージョンやアートロックの影がちらつくのが嬉しい。

  6月6日
▼うげえ気持ち悪い。ラーメン昭和のせい?今日は出来事を逆に書くか。八事のラーメン昭和に行きました、学祭ライヴの打ち上げで本山・村さ来を困らせました、学祭ライヴに少々出てそれ以外の時間はユルく過ごしました、本日の収穫STEVIE WONDER「TALKING BOOK」「INNERVISIONS」(ともにデジパックリマスター)、JIMI HENDRIX「BAND OF GYPSYS」、RICCARD COCCIANTE「MU」、GENTLE GIANT「CIVILIAN」、FOO FIGHTERS「ONE BY ONE」、FLYING LIZARDS「THE SECRET DUB LIFE OF THE FLYING LIZARDS」、V.A.「WE ARE REASONABLE PEOPLE」(WARPコンピ)、OSCAR PETERSON TRIO WITH MILT JACKSON「VERY TALL」(デジパックリマスター)、ERIC DOLPHY「OUT THERE」、SHELLY MANNE & HIS FRIENDS「MY FAIR LADY」、DISK HEAVENのビル(ex.DEATH、MASSACRE)は今日も来てました、今池P-CANのバーゲンに自転車で行きました。

【只今のBGM:OSCAR PETERSON TRIO WITH MILT JACKSON「VERY TALL」】


共演第1弾の61年作。思いきりグルーヴィンかつデリケート、両者出過ぎず互いに引き立てあう紳士的なセッションです。こりゃー良い。時々聞こえてくる唸り声はおすピー氏でしょうか。ジャズメンは皆よく唸るなあ。

  6月5日
▼学祭ライヴ一日目。いやーユルい、平日はこれだから良い。昼食に車で連れて行ってもらった川名「王盛(おうせい)」なる激大盛り系定食屋も良かった。目立たない所にありますが、駐車場もあります。その辺に用がある人は是非行ってみて下さい。

収穫はなし。明日はP-CAN今池バーゲン!開店は11時です!

【只今のBGM:TIED & TICKLED TRIO「EA1 EA2 RMX」】


OPIATEだのWESCHEL GARLANDだのが参加しているリミックスアルバムです。人力で頑張ってる普通のアルバムは、プロダクションがイマイチ好みじゃなかったから、こっちの方がいいな。MILSっぽくなってます。

  6月4日
本日の収穫、かなり御無沙汰の本店にて(中井さんどうもでした!)THE BAD PLUS「THESE ARE THE VISTAS」、MINOTAUR SHOCK「CHIFF-CHAFFS & WILLOW WARBLES」。

▼午後は明日から始まるサークルの学祭ライヴの準備。船頭多め。山はしょっちゅう登っとるわけだが。老兵は去るのみ?イヤ、ちゃんと結線とか覚えて下さいね若き人々。中央食堂で遅い昼食(実に16時過ぎ)にエビフライカレー大盛りを食った後間髪入れず本山村さ来にハシゴ、こりゃ学生のやることじゃないか。

【只今のBGM:THE BAD PLUS「THESE ARE THE VISTAS」】


チャド・ブレイクプロデュースのマスロック寸前ジャジージャムバンドです。何者?ピアノトリオ編成でとにかく整然としない変な曲を連発。おまけにリリースがかのCOLUMBIAというからいよいよ訳がわからん。KENNY PROCESS TEAMがRUSHの"YYZ"のイントロと本編の間のキメを延々やり続けてるようなガタガタ変拍子チューンもあれば、やけにだっさい"Smells Like 〜"のカヴァーもあり、とにかく色々やってます。変な人達!って全然褒めてないみたいな文章だけど結構好きです。

  6月3日
▼放出CD換金活動第1弾として名駅69へ。キャプテン・トリップの新品が大量に置いてあるのと、店頭にあったEXCITERの再結成アルバムの値札に「元祖スピード/スラッシュメタルバンドの〜」などと書き込みがあったのを見込んで、アヴァン系少々と80年代メタルを選んで持っていったのに、1枚平均200円を切るというシビアな査定!そりゃないよ過去最低ですよ。しかし物が物だし、そこでやめますともなかなか言いづらく(気の小さい消費者なので…)、今後の利用は買う側のみに徹しようと誓いつつその値段でOKしてしまいました。まー69は感じのよい店ですから恨みません。さてあとは本店と藤ヶ丘、それぞれ30枚ほど背負って近々行きます、自転車で。本店はまだしもウチから藤ヶ丘なんて地下鉄で16駅分もあるんだな〜。

▼んで収穫はなしです。閉店前40%OFFセールをやっている覚王山K&Kに行ってみたけど特に何も買えなかった。意外に混んでてビックリしました。

▼HALF TIMEの名作ロングセラー「ひんやり夏みかんゼリー」に対抗してか、ポッカが「やわらか果実 アップルゼリー」なるものをリリースしてきましたね。5回振ってくださいとの注意書きに反して10回くらい振ってもあんまりゾルゾルにならず、結構頑張って吸引する必要がありましたが、味と食感の方はなかなかでしたよ。

【只今のBGM:EAST OF EDEN「JIG-A-JIG」】


随分前に買ったのに未聴でした。変にオリエンタル趣味の入ったブリティッシュ・サイケ・ジャズロックです。表題曲がスマッシュヒットとなったことで現在も主にプログレフィールドで有名なようです。ジャズ具合はかなり中途半端で、NUCLEUSみたいなのよりは全然GENTLE GIANTやJETHRO TULLに近い感覚。デイヴ・ブルーベックが「TIME OUT」でやっていた2・2・2・3のリズムのターキー・トラッドと同じ主題も出てきます。こっちの方が遥かに胡散臭い!

  6月2日
本日の収穫、多分かなり久し振りの今池グレイテストヒッツでPROCOL HARUM「GRAND HOTEL」、BOB MARLEY & THE WAILERS「CATCH A FIRE」、BILL EVANS TRIO「EVERYBODY DIGS BILL EVANS」。ああ早く大量の売りCDを店に持っていかないと死ぬ。

▼大学で名大祭バンドの練習後、唐突にも「今晩は鍋でどうですか」というサジェスチョンが急浮上、サークルの二村くん宅にてしゃぶしゃぶが決行されました。地方によるものか、単に家の問題か、しゃぶしゃぶにも色々スタイルがあるようで私は驚きました。肉セッションと野菜セッションを完全に断絶して行うのは日本のスタンダードですか?静岡(ないしそれ以東)限定?ヨシ肉/野菜食うぞ、と意気込んで肉/野菜だけ食うというのもなかなか、だらだらせず食材に対して真摯になれるようで(??)新鮮な経験でした。ちなみに両親が名古屋市内出身のウチでは、肉・野菜混在でいきます。食後にわざわざ買いにいってまで食べた「スーパーカップ」のチョコミントは100円なのに非常に充実していて良かったなあ。

【只今のBGM:PROCOL HARUM「GRAND HOTEL」】


もうこの人達を集めるのはいいかと思ってたんですが、一応このアルバムがクラシカル路線を極めた名作とのことらしいので買ってしまいました。73年発表の6枚目のスタジオアルバムです。グレッグ・レイク系の声質なんだけど妙に暑苦しいこのヴォーカルがどうも、あんまり好きではないんだよな〜。曲は確かに壮麗な雰囲気で、プログレ一歩手前のアートロックという感じ。やっぱりこのバンドは1stの頃のそこはかとなさが好きだということがわかりました。

  6月1日
▼おお6月だ。何ということだ。今日は大学のサークルの人達にウチのCD棚を物色しに来てもらいました。見世物が役に立つというのは良い気分であります。撮ってもらった棚の写真を近々公開する予定ですので、乞うご期待!ただでさえCDの重量がシャレにならないというのに5人も6人も部屋にあがったら床が抜けやしないかと心配でしたが、一応大丈夫でした。その後自宅からすぐ近くの、東海地方のグルメ本に載ることもある韓国家庭料理の店「プサン」へ。いつ行ってもリーズナブルでウマい名店でございます。中村公園近辺にお立ち寄りの際は是非どうぞ。

収穫はなし。今池P-CANと名駅69のバーゲンに備えるため切り詰めた生活が続く。

【只今のBGM:JEFF BECK & THE BIG TOWN PLAYBOYS「CRAZY LEGS」】


全編GENE VINCENT AND HIS BLUE CAPSなるロカビリーグループの曲をカヴァーしまくる93年のアルバムです。ロカビリーの王道を知らないのでこの演奏がまんま伝統的なものなのか、ちょっとズレた感じなのかは判りませんが、ちゃんと様になっているっぽいし、いい感じに景気良くこなしてくれてる気がします。内ジャケを見ると御大ジェフはいつものボサ・ヘアー&白シャツ姿で、やたらその筋っぽいいでたち(オールバック、スーツ+悪そうなシャツ、etc.)でキメているバックバンドの面々から浮きまくってるのが何だか可笑しい。

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